事業内容
鉄鋼スラグリサイクル
STEEL SLAG RECYCLING
製鉄・製鋼工程で発生する鉄鋼スラグをリサイクル
鉄鋼スラグを分類すると、高炉から発生する高炉スラグと転炉や電気炉から発生する製鋼スラグに分類されます。
漢那商店ではさまざまな鉄鋼スラグを回収し、破砕後にふるい分けなどの工程によって、
流れ屑とスラグを分離し、選別を行うことで新たに製鉄原料・製鋼原料へと転換します。
鉄鋼スラグから分離したスラグは、鉄鋼副産物とも呼ばれており鉄鋼副産物の再資源化も進められております。
鉄鋼スラグの再資源化を通して、自然環境の維持に貢献できるリサイクル業務を、大阪工場と加古川事業所で行っています。
銑流れ
高炉で鉄を溶解する際に発生する鋼滓(こうさい)のことを銑流れ(高炉スラグ)と呼びます。
当社では、銑流れを工場設備ラインによって細かく破砕を行い、ふるい分けや磁選によって不純物を取り除き、再度製鉄原料・製鋼原料として利用できるようにリサイクル加工を行っています。
鋼流れ
電気炉や転炉から発生する鋼滓(こうさい)を鋼流れ(製鋼スラグ)と呼びます。
銑流れ同様に鋼流れを細かく破砕を行い、ふるい分けや磁選によって不純物を取り除き、製鉄原料・製鋼原料として利用できるようにリサイクル加工を行っています。
ガスノロ
ガス花や溶断スケールとも呼ばれているガスノロは、鉄をガス溶断するときに発生する屑です。主に鉄鋼関係の工場などで発生します。
ミルスケール
ミルスケールは圧延スケールとも呼ばれ、製鋼工場で鋼板を製造する圧延工程にて発生する粉状の物です。ミルスケールは、圧延後の鋼板の表面に付着していることが多く、通常鋼板はミルスケールを除去した後に出荷されています。
作業工程
製鉄・製鋼工程で発生する鉄鋼スラグや、鋼片のガス切断時・傷取り時に発生する溶断くず等の原料を、
事業所内で破砕(パイレン)・ガス切断・ふるい分け、および磁力選別設備にて流れ屑とスラグを分離し、
サイズ毎の製品(鉄流れ、鋼流れ)を製造し、製鉄・製鋼メーカーへ供給します。
さらにスラグは、鉄鋼副産物として再資源化され鉄分を含んでいることから土壌改善材としても活用されています。